学生スタッフ主催イベント
💎写真展(2024年10月5日・6日) 10/5(土)・10/6(日)に横浜産貿センターで行われたヨコハマミライフェスに参加しました。【MIRROR-フェリス・多様性・表現-】と題して、オタク女子、ノンバイナリー学生、ラグビー女子などフェリス生のリアルな姿をとらえた写真パネルを展示。また、4つの女子大にご協力いただいた「女子大に進んでよかったこと」や「”女子大生っぽくない”と思える自分の言動」などをたずねたアンケート結果をまとめたパネルも設置して、ステレオタイプにとらわれない「女子大生の多様性」を紹介しました。会場入り口すぐのスペースにおかれた展示には、入場したばかりの多くのみなさまの目に留まり、両日ともたくさんの方々にご覧いただけました。ご来場いただいたみなさまありがとうございました。
💎10月Café Gem第1弾(2024年10月4日) 今回のCafé Gemは10/4(金)に長尾悠美さん(セレクトブティックSister代表)をお迎えした座談会形式のイベントでした。長尾さんはフェリス附属図書館にて同時開催の「limerimeと辿る生理の歴史」の企画展示をお作りになった一人です。渋谷Parcoなどで同様の企画展示を何度も開催されている長尾さんに企画に至った経緯や企画への思いをお話しいただきました。お菓子をたべながら終始なごやかにカジュアルに楽しく進行した会でしたが、一方で、長尾さんの経験に基づいたフェミニズム視点での社会のとのかかわり方などの思いのこもったトークに参加の学生たちは胸を打たれていたようです。
💎10月Café Gem 第2弾(2024年10月18日) 10月18日(金)に株式会社VVV代表の須藤紫音さんをCafé Gemにお迎えしました。この直前には、「市民活動の意義と機能」という授業の中で講演をしていただきました。須藤さんは、10月4日のCafé Gemにおいでいただいた長尾さんと共に、附属図書館にて先日行われた「limerimeと辿る生理の歴史」という展示を企画・制作した方です。 株式会社VVVの代表取締役である須藤さんは生理用品の開発・制作・販売をされています。一言で「開発・制作・販売」と言ってしまうと簡単に聞こえますが、須藤さんが講演の中でもお話されていたように、現在の日本の生理用品を製造する会社が5社しかないことを踏まえると、参入障壁は大きく、そこには並々ならぬ苦労があったことだと思います。 講演では、生理用品の開発に関して日本社会はずいぶんと遅れていたことや、石油由来の生理用品は一つ当たりレジ袋4枚分のプラスチックが入っていることなど、今まで知らなかった驚きの事実が明かされました。自分たちが使用している生理用品の成分表示をじっくりとみたことのなかった人も多かったのではないでしょうか。 須藤さんの会社で作る生理用品には、土に返る竹素材を使用されていて、一見プラスチックにみえる部分もトウモロコシ素材が使われているそうです。実際にこの生理用品を手に取った学生からは触り心地が良いという感想がたくさん上がっていて、使い心地の良さや地球にやさしい製品を使用することの大切さを確認することができました。 講演後のCafé Gemでは須藤さんと学生たちが意見交換をしました。トークテーマは多岐にわたりました。特に印象深かったのは、生理用品の製造・販売は新規参入が非常に難しい産業であること。実は、製品を作るためのラインがなんと3億円かかるらしいのです。ある生理用品を作っている有名な会社の一つが日本の市場が小さくなることを見越して市場から撤退したそうなのですが、かといって、コストを考えると簡単には市場へ進出できないというお話でした。 製品を一から企画して、開発・製造し、販売するという全てのプロセスを手掛けてきた須藤さんの話には説得力がありました。女性にとって本当に使い心地がよく、環境負荷のない製品づくりを追求する須藤さんの姿勢に圧倒されて、心の底から拍手を送りたくなりました。
💎11月Café Gem 第1弾(2024年11月22日) 11月22日(金)のCafe Gemには、本学の卒業生で、現在、神奈川県会議員をされている永田まりなさん(自民党所属)をお迎えして座談会を行いました。 とてもパワフルで、トークが非常にお上手な永田さんのお話に思わず引き込まれた学生が多かったようです。このパワフルさの源には、永田さんの生きる上での覚悟のようなものがあるようでした。 とにかく何でも自分でやることを信念にしている永田さんは、自分で課題を発見し、徹底的に調べ、そして問題提起をしてゆくことを大切にしておられます。高校生の頃、お父様から「男の世話をするような女性にはなるな」と言われたことが人生の大きな転機となり、そこから何でも自分でできるようにしていったとお話されていました。 男性が多い自民党の議員である永田さん。参加学生からの「どうして自民党に所属することにしたのか」という問いかけには、「自民党の中には実に多様な意見を持つ人たちがいて、その人たちと議論を交わすことができる土壌がある」と答えていらっしゃいました。 課題があれば、徹底的に調べ、意見を持ち、他者と議論をしながらより良いものを作り出す作業は、政治には不可欠なのかもしれません。 永田さんの政治家としての取り組みや活躍に今後ますます目が離せません。 永田さん、貴重なお時間をありがとうございました。